初めて大学の劇団の舞台をみた
元々私は、2.5次元舞台きっかけに俳優さんにハマり、
舞台鑑賞というものを始めた人間でした。
そのため、そこそこ大きな舞台で役者を仕事としてる人達の
舞台以外見ることが今までありませんでした。
そんな私が先日、初めて大学生の演劇というものを見に行きました。
東京学芸大学演劇研究部劇団漠2018年度本公演
『TRUMP』
脚本:末満健一
演出:白石早希公演日程
2018/12/21(金)-25(火)
TRUMPシリーズ好きとしては見ておきたいなあというのと、
グランギニョルからTRUMPシリーズに入った私としては、
1度も「生の」TRUMPを見たことがなかったので決めた形です。
ちなみに今回のTRUMPは
シリーズ10周年を記念して、本日6月23日から2019年12月31日までに上演される公演に限り、『TRUMP』『SPECTER』『グランギニョル』の上演権を開放し、戯曲を無料で提供いたします!
を利用した形のものになります。
感想。
熱量がすごかった。
若いから、というのもあるのですが一人ひとりの熱量がすごい。
皆様「本当に演劇が好きで」「心から楽しんで」やっているのが
とても伝わってきました。
まさか殺陣もあるとは思わずびっくりしてしまったり…!
130分休憩なしの公演でしたが、最後まで食い入るように見ていました。
終わった後、劇場をでたら劇団員さんたちが凄くキラキラした目で
お見送りをしてて…凄く元気をもらいました。
私が大富豪だったら100万円くらいカンパしてた。絶対。
大富豪じゃないのが悔しいな…と思いながら札を入れました。
帰り道で私は「自分と演劇」を考えていました。
つい先日「推しがいても好みじゃない作品は楽しくない」と気が付き、
私は舞台に華やかさとかファンタジーとかそういう夢を
求めているのかなあと考えてました。
その理由のうちの1つが、過去何度か中小劇団系の舞台を見たことがあったのですが、
どーーーしても空気が合わず楽しめなかった*1事があったからです。
だからこそ「大きな舞台じゃないと満足しない」のかと思ってました。
ですが今回の演劇、いつもみる舞台と比べると派手でも大きいものでもなくて。
でも楽しかった。充実した時間を過ごせました。
そこで考えました。
私、見た目や人どうこうより、本気で演劇をしてるものを見るのが好きなのか
→もしかして私、純粋に演劇が好きなのか…?
と。
俳優をみたくて舞台を見に行くようになった私にとって、
観劇=俳優ありき*2な所があるとずーーっと思ってました。
でも、それが違っているのかもしれない。
演劇が好きだから見に行ってるのかもしれません。
…来年はもう少し、自分と演劇の関係を考えてみたいなと思います。
こうやって何となく自分を見つめ直す事もできるので、
いつもと違う事をする、違う場所にいく、新しい事を体験するって良いですね。
おまけ。
個人的なことだけど。
学生時代の私、とんでもなくヲタクで陰キャで友達も少なくて。
本当は演劇とか興味あったけど自分の声も容姿も大嫌いで。
こんな自分が人前で自分ではない何者になるなんて
絶対恥ずかしいし無理…と諦めていました。
もし、そこで諦めず勇気をだしていたら、
この劇団の人たちみたいなキラキラした学生生活送れてたのかな…と思ったりして、
憧れ的なものを感じ、元気もらったり良いなあって今回思ったのかもしれません。
(結果的にその衝動が、コスプレというものに出会ったことで開放され
のめり込んだ結果、ますます学校でのぼっち陰キャが加速してくのですが…笑)
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